2009年12月26日土曜日

クーロンニョンな日々

シーアンモスドロップをご覧いただきましたみなさま、ご支援くださいましたみなさま、そして関係者のみなさま、どうもありがとうございました。

シーアンモスドロップ、無事公演修了いたしました!

こどもたちは人形たちと、劇場とどんな出会いだったのかな?
私は小さい頃から劇場という、いつもわくわくするものを見せてくれる場所が大好きでした。
観に来てくれたみんなはまたここに来たいって思ってくれたかな?

ひょっこりひょうたん島が好きだったこどもの頃は、まさか大きくなって自分が人形遣いをするなんて思ってもみませんでした。
そしてこんなに難しいなんて。
でもステキな人形たちのおかげで大変な稽古も楽しくやっていけました。ありがとう。

自分の部屋からドロシーが、団長が、マッシュがムツメがいなくなってやたらさみしいかんじがします。
人形たち使っていたものたちも「モノ」に戻ってしまったような気がして。

いつかまた一緒にバカンスにでかける日を、心待ちにしています。


クーロンニョン・ツー うえのともこでした。

2009年12月25日金曜日

再見!シーアン!

「シーアン・モス・ドロップ」 2009/12/23-24 @RAFT
観にきてくれたこどもの人も大人の人も、ありがとうございました。

人形劇を見るのがはじめての人もいたかな。
劇場に入るのがはじめての人もいたかもしれません。

クーロンニョンとクーロンニイの私たちにとっても、初めての人形劇でした。
もちろん人形の扱いはとっても難しくて、奥の深い技ですが
それはそれとして、とことん楽しかったー
なんなんでしょう、これは。お人形さんごっこの楽しさでしょうか。

お芝居の楽しさって、ごっこ遊びの楽しさと同じですもんね。

ごっこ遊びは、本当のことではないけれど、本当のこと以上に本気です。
本気で遊ぶのは、楽しいですね。

この企画に関わったスタッフのみなさんと、観てくれたみなさんに、ありがとう。
再見!
(太田麻希子)

人形たちとしばしのお別れ

「シーアン モス ドロップ」 全二日、5ステージの公演が無事終了しました。

いやー、楽しかった。

作っていく過程ではもちろんつらいこともあったけれど、とにかく楽しかった。

それはひとつには劇場に来てくれたこどもたちのおかげでもあります。彼らは見事にひとりひとりで、勝手に笑い、勝手に泣き、勝手に面白がり、勝手に飽きます。それは実はとても自然なことで、それこそ観客としてあるべき態度なのだと思います。

面白くないのに面白いふりをしない。面白いのにつまらないふりをしない。

舞台の上にいる僕たちも、そのことに巻き込まれることなく、こちらはこちらで自分たちの劇を楽しむ。

そこでもし、一瞬でも見ている側とやっている側の意識がふっとひとつに集中して、なにかが立ちあがったらそれはとても幸せなことなのではないでしょうか。

こどもだから、こどもにもわかるわかりやすいものをやる。それってこどもを馬鹿にした態度です。そんなのはつまらない。

今回「シーアン モス ドロップ」が証明したことは初めて聞く言葉やわからない内容があったって、こどもは面白ければ集中するという、当たり前といえば当たり前のことだったと思います。



さて、きのう帰るとき、妙に荷物が軽いなぁと思ったらそれは人形たちがいないからなのでした。

人形はひとまず、作演出であり今回の劇の企画者である菅野さんのもとに預けられます。人形たちと過ごした2ヶ月間、そばにいるのが当たり前になっていた人形がいないのは変な感じです。正直さびしい。

でも、きっとすぐ近いうちに再演があります。今回で終わるような作品じゃないと、出演者みずから言ってしまいます。

今回、このブログを読んでくださっていたけれど予定が合わずに見に来られなかった方、あるいはまた、見に来てくださって、もう一度見たい!と思ってくださった方、再演に向けてひきつづき「シーアン モス ドロップ」を応援してください。

劇場で、あるいはどこかの幼稚園で、保育園で、小学校で、もういちど物語の糸をつむげる日が来ることを願っています。

その日まで、人形たちとはしばしのおわかれ。

再見!

2009年12月23日水曜日

いよいよ初日の幕を開けます!!

明けて今日、いよいよ初日の幕を開けます。

セットを組み、照明が入り、音響が入ると、またググッとギアが入ります。

きっと、すばらしい作品になるはず。

本日11時の回と15時の回はおかげさまですでに超満員のご予約をいただいております。

19時の回はまだ若干余裕がございますので、いまからご予約される方はそちらをどうぞ。

クーロンニィ吉橋でした~。

2009年12月19日土曜日

写真日和

寒くなりました。オオタです。

本日午前中は、新宿区内某所の親子リズム会でちょっとだけプレビューパフォーマンスをさせていただきました。
人形が出てきて動き出すと、最初は「な、なにやつ!?」と用心深く遠巻きにしている子もいるのですが
最後はみんな仲良くなって一緒に写真におさまりました。
よしよし。

その後RAFTの来住くん、制作の増坂さんを交え、新宿某所のカレー屋さんでランチ。
ちなみに完全に私事ですが、そこでばったり友人に出会ったりしました。
びっくり。




帰り際、稽古場の近くの公園が素敵だったので、ここで人形の写真を撮ろうよってことに。
お天気もよくて撮影日和でありました。

ちょっとしたアイドル撮影会の雰囲気のドロシー&上野くん&捨て身カメラマンのカンノ女史。


ブランコに乗りながらポーズのケムリ君と、画面に収まらないところでサポートしてくれている上野くん。

2009年12月17日木曜日

コーヒーの値段は高くとも。

今日はぐっと冷え込みましたね。
あと一週間。風邪にはジキニンより葛根湯で即効治したいですね、うえのです。

本日の稽古場は以前私を迷わせた高級住宅地にある素朴な建物です。
稽古場近くで飲めるコーヒーはいつものとこより100円くらい高くて、えっっ!だけど、施設の方々がめっちゃいい方たちなのが魅力。

今日到着早々、「シーアンって中国の西安からでしょ!」っとおじさんが軽いジャブをいれてきた。そうだよ☆


人形指導のひとみ座藤川さんもちょっと迷子になったみたいでした。すいません。
いつもながら即座に人形、モノと仲良くなる藤川さん。尊敬、そしてすき。


その教えを余すことなく欠席の吉橋氏に伝えようと奮闘する演出・菅野さん。

菅野さんはとあるシーンでは振付家に。振りうつしをしてると見せかけマキコさんとパ・ド・ドゥ。
大忙しの菅野さんなのです。

最後には私のドロシーの断髪式まで。あぁドロシー、いつ、髪、伸びたの??


あ、ぼちぼち満席の日がではじめたようなので、チケットご予約はお早めに☆
われら劇場でお待ちしています!!

2009年12月15日火曜日

アダルトなけだるさ漂う挿入歌

稽古場に行くとそこに作曲の三入さんが!

この人形劇3つ目の劇中歌を作曲してきてくれました。

これがとってもアダルトなかっこいい曲なんだな。ジャズテイスト。

さらさらとこんないい曲を作ってこれちゃう梨沙ちゃん、尊敬。

いや、陰ではものすごい努力をしているかもしれないが、もしそうだとしてもそれを感じさせないところがすごい。
 
誰が、どの人形が歌うのか、それは見てのお楽しみ~。
 

そして、こちらはケムリ君がドロシーをお姫様だっこ。さぁてどんなシーンなんでしょうか。


2009年12月14日月曜日

名古屋土産




カンノ女史が名古屋から帰京。

東京は寒い、名古屋はあったかかった!

としきりにいうが、昨日は東京だってあったかかったんだい!
お土産のプリン。





何を隠そう、私プリン好き。
いそいそ食べようとしたら、ケムリ君が狙ってました。全部食べちゃだめよ。










二日間稽古オフだったので、留守番組のわれわれは小道具制作にいそしみました。
これなーんだ。
まだ制作途中であります。







(オオタ)










2009年12月11日金曜日

気になる彼女の気になるお部屋。

あ、あーテス、テス、うえのです。
今日はちょくちょくブログでも登場してる音楽担当、三入先生のご自宅にて録音作業から始まりました。

いやー彼女は色白美人さんなんですよ!
日光に当たらない生活をしてるに違いない!と思ったらその通りみたいっすよ。夜型。
そしてスラッと長身スレンダーな彼女。
何食べてんのかなー草とかかなー、と、思ったら、肉食らしいですよ!
ケーキをホールで夜中に食べるらしいっすよ!

世の男子諸君、三入メモに書き込みは済んだかしら?


さて、作・演出の菅野さんからも盗撮されまくりの三入さん宅から今度は劇場・ラフトに移動して稽古。

右の方がラフトの来住さん。左は三入ストーカーの菅野さん。


まだ写真公開が解禁されていないあのお人が登場する場面の稽古をしました。



ここで!



特別に手元のみ見せちゃいます。
誘惑されるタマさん。ちゃらりー。


そして2日間稽古は休み。
なぜならわれらが脚本家、菅野さんが名古屋入りするからですね!
『船酔いバッハ』演出も新たに上演されます。

みなさま是非劇場に足をお運びください☆


最後に録音のときのこんなショットを。
マキコさん、吉橋氏がお送りします、大人のバラード、録音風景ですっ。泣けるねっ。






2009年12月9日水曜日

よい人形劇は、なによりもまず健康的な食事から

吉橋です。

きょうは本番をやる劇場RAFTで稽古。

劇場で稽古させてもらえる機会が多いというのはありがたいことでござんす。

さて、本番が近付くにつれ、われわれ演劇に携わるものたちは圧倒的に外食もしくはコンビニ弁当の食事が増えてまいります。

そしてある者は口内炎になったりします。

そのある者ってぇのは私のことですが。

そんななか、今日は劇場主の来住さんに教えていただいた劇場そばのお惣菜屋さんで弁当を購入。


ジャン!




おかずもご飯もどれも手作り、家庭の味。


お弁当を頼むと、いったん店の奥に消えたおばさんが、あったかいご飯と生姜焼きを入れた弁当容器を持ってきて、


「嫌いなものはなにかありますか?」

などと聴きながら、お皿に並んだお惣菜からチョイスしていろいろ載せてくれる。


唐揚げ、なます、筑前煮、かぼちゃの煮つけ、卯の花、どんこ、里芋、豆、ふきのとう。

健康的。そしてなんといってもおいしい!!

600円とコンビニ弁当に比べるとちょっとお値段は張るが、それ以上の満足度がこのお弁当にはありました。

まるで、家でご飯を食べているよう。

よし、次から劇場に来た時のお昼ごはんは決まった。

2009年12月8日火曜日

旬女優ウエノ君



こんばんは。しばらくPCがクラッシュ、自分もクラッシュしていたオオタです。やっと復帰してまいりました。


今日は、シーアンチーム一「旬」な女優、上野智子さんをパチリ。

西の方で育ったそうで、母国語は関西弁。

関西弁のせりふではひときわイキイキしています。



そういやあ、吉橋くんは、女役のせりふがひときわイキイキしています。


・・・母国語?


そして、私の台本の上で未知との遭遇をしあっている「はらぺこ青虫」と「魚」。



今日も油断できない稽古場でした。

(オオタ)


雨、風邪にもマケズ。

そして冬の寒さにもマケズ!
寒くなってきましたね、皆様いかがお過ごしですか、うえのです。

今日は稽古開始30分前に人形遣いたちは申し合わせたように集合。気合ですね☆

そして人形製作をしてくださっている塩川さんもいらっしゃいました。
塩川さん、風邪をぶり返したご様子。見ました、薬を口に運ぶ姿を…うっうっありがとうございます。
そんななか新しい人形2体を作り、トラのタマさんにひげをつけて完成へ。


プロ魂です。




ぐぐっとまたかっこよくなるタマさん。テンション上がる一同。


稽古もどんどん進み…ますようにガンバリマス。


2009年12月7日月曜日

こわれかけのマキコ

稽古も佳境に入り、ランナーズ・ハイならぬ人形劇・ハイとでもいえるような状態にクーロンニョンとクーロンニィはなりつつあります。

きょうは、その症例のひとつをご覧いただきましょう。



その名も『ものを見るとそれを人形と見立てて動かしたくなる病』



クーロンニョン・ワーのまきこさん、
コーヒーをかき混ぜるスティックを手に取ると、なにやら動かし始めました。




















                                続いて、はらぺこ青虫の人形をスティックで挟み込み…


























とりゃ~。おいしそうな青虫♪じゅるりじゅるり♪

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな感じで人形とお友達になっていく私たち。
きっと、人形遣いにとって、これはいいことなはず…。
(吉橋)

2009年12月5日土曜日

代打・クーロンニョンフォー



代打・クーロンニョンフォー/作・演出の菅野直子です。
いつも、このブログでは、クーロンニョンたちがお世話になってます。
さて。
役なんですが。

クーロンニョン・ワー/太田麻希子
クーロンニョン・ツー/上野智子
クーロンニイ・スー/吉橋航也

ということになってまして。
今、ワーのPCがクラッシュしてるんで、ツーとスーだけで回してるんですが、今日は、ツーが居残り練がんばってまして、スーも他の仕事があるみたいなんで、ここで、カホゴといえば、クーロンニョンフォーのワタクシが担当いたします。

今日は、ひとみ座藤川和人さんがいらして下さいました。
ぐっと進んだ、ドロシーのシーン。途中で、マキコさんが、帰ったので、ワタクシ菅野が、代役に入りまして、上野君と一緒に、稽古をしました。

いつもは指示を出しているだけなんですが、「ほうほう、やるほうはこういうところが、やりにくいのか」と勉強になりました。
人形使い同士の交通整理、これが難しいですね。

写真は、先日のプレ公演のために、マキコ女史と私が練習してます。赤いカーディガンがワタシ。そして、アイドルマキコ女史。
星が降ってくるシーンです。では、またまた。

2009年12月3日木曜日

プレビュー!!!

今日はわれらが初陣でした。
というのは、こどもたちの前でちょっとしたワークショップアーンドパフォーマンスをする機会をいただいたのです!
そしてこちらはわれらが隊長菅野氏とミンバリン様。
詳細は菅野せんせいのブログに書いてあることでしょう。なので割愛、あえて。
いや、しかし一筋縄ではいかないものですなぁ。お子様方というのは。世のおかあさんを尊敬。
でも思ったよりパフォーマンスが始まればおとなしく見ていてくれたみたいです。
2,3歳の子たちだったけど雰囲気とかは伝わるんだなぁ。なるほど。
その後は実際の劇場を使わせていただき稽古。
こちらは劇場のピアノを弾く作曲家・三入さん。

いつもの稽古場を離れていろいろした一日。
本番に向けて気持ち新たにたのしくなりました。楽しみです、完成したシーアンとみなさまの反応が。
嬉しくて今日はいろいろ写真撮りまくったので、いっぱい公開しちゃいました。
あ、ラフトの来住さん差し入れありがとうございました!むさぼりたべました。

2009年11月30日月曜日

ついにお目見え、虎のタマさん!!


来ました!来ました!


いままで虎のタマ(仮)しか紹介できませんでしたが、きょう本人形が完成して稽古場に届きました~。
製作してくださった塩川さん(元・結城座)ありがとうございます。

うれしくてうれしくて、いとおしいぜ、タマちん。

そして今まで大活躍してくれた仮人形のタマちん、どうもありがとう。きみのことも決して忘れまへんで。お疲れ様でした。


さてさて、そしてこちらは劇中化の練習をする太田麻希子さん。


腰に抱きついてるのは演出の菅野さん。けしてセクハラをしているわけではありません。こうして腰に負荷をかけて腹筋を使うことで高音が出やすくなるのです。はい。


こうして日々人形劇は進化をとげています。

おたわむれ




うえのです。
今日はいつもの稽古場ではなかったのですが、いきおいでついついよく行くほうへ行ってしました。

でも施設の方ともはや顔なじみとなり、「寒かったでしょー」と温かいお茶をいただいたりとかして、なんだかいい時間を過ごしました。

いつもありがとうございます!すごいキラキラした方なんですよー。年齢不詳。


そして本物の稽古場に移り、稽古前に準備をしていたらロビーの方からサザエさんのほんわかミュージックが。

あのとき私たちのほかには管理人のおじさましかいなかったハズ。
おちゃめ。
サザエさんの曲聴くと、あー日曜なんだなー。とか、平和だなー。とかなんだかじんとくるものありますよね。

ちなみにまきこさんも稽古場一度間違えていったそうな。


そして写真は小物を扱う人形たち。

自室で真剣に撮影に臨んでる自分が、時々怖いです。

2009年11月25日水曜日

職人カンノ


稽古が進むにつれ、だんだん工作の時間が増えてゆきます。

「工作得意なんだよねー」
という演出のカンノ女史。

足をつけています。








 これだーれだ?                          

2009年11月23日月曜日

ヨシハシ氏について


稽古帰りのヨシハシ氏。シーアン出演者の内ただ一人男子です。
わたくしオオタは、ヨシハシ氏が学生の頃の芝居も見ています。そういえば。
あれおもしろかったなあ。

数年前からうっすら顔見知りで、穏やかなコウセイネンよね、と思っていたのですが
今回初お手合わせいただき、とってもまじめで丁寧だということがよくわかりました。
そして、スリムな身体で結構早食いです。
肩から小粋に提げているバッグ(ヨシハシ氏ママンのお手製)には、○▲×の人形が入っているんだぜ。この子は本番までお披露目いたしません。お楽しみに。

稽古場の隣は神社。午後の日差しがまぶしい。


稽古場近くのバルのコーヒーは、注文してから一杯分ずつ豆をひいて淹れてくれます。おいしくて安い!
シーアンチーム女子たちのお気に入りです。
(オオタマキコ)






2009年11月21日土曜日

よく晴れた土曜。


実はいまだにブログ書くためのログインに戸惑っているうえのです。

今日はいつもとは違う場所で稽古をしたのですが、ちょい高級住宅地のなかにあるからか人々がやたら温かくものすごい居心地よかったです。

天気もよかったし、晴れた土曜は大好きです。


そして、病み上がりの塩川さんが製作中の人形を持ってきてくださいました!

ブラーボゥ!ありがとございます。


(仮)のも混じりつつ集合写真。


ちなみにこの稽古場につくまでに私が道案内をしていただいた方、総勢5名。
各々優しいながらに的外れ。


2009年11月19日木曜日

トラップ!



われわれがいま稽古を行っているのは、ひなびた旅館のような施設なのですが、ここには多くの人が引っかかる、しかも一度ならず何度も引っかかる、おそろしい罠があります。



それは…ジャン!

このふすまです。

右のふたつ(と言おうか4つと言おうか)は押し入れです。



出口だと思って開けると、そこは押し入れ。というダマシ絵に、今まで何人の人がだまされたことか。

ま、こうして遠くから写真を撮ってみれば、上に天袋があるかどうかで判断できることがわかります。

が、近づくとそんなものは目に入らないのです。

灯台もと暗し。そんな格言が頭をよぎる、冬の入り口。稽古はワイワイと進んでおります。

(吉橋)

2009年11月17日火曜日

いつもいっしょ


今日も移動遊園地のような、大荷物の我々です。
まあ、一番荷物がでかいのは演出カンノさんでしょう。
←カンノさんのカバンに入ってるトナカイ(?なのか?お前はだれだ?)
別にカンノさんが、いつもカバンにぬいぐるみを忍ばせているスウィート女子だという話ではなく、
人形の演技指導にはやっぱり人形なんだな、ということです。
でも最近は、人形をつかって動きを説明するのではまだるっこしくなったのか、
自ら「今はこういう動きだけど、ここをこうして」ということが多くなりました。
今日のカンノさんは、虎のタマの動きを熱演しながら、めがねが飛んでいきました。 (オオタマキコ)

2009年11月16日月曜日

ドタンバタンドタン。

うえのです。
今回は文章のみでお送りしたいと思います。
伝われわたしの文章力で!

稽古が進むにつれて自分の所有物ってどんどん増えてくんですね。
しかも今回は人形をはじめ、その子たちの動く舞台装置なんかも持ち歩いてるから国内旅行くらいの荷をみんな抱えてるわけですねー。

もうその人々の移動の姿は旅団です。そんなのもなんかおもしろいですねー。移動遊園地みたいな?

今日は音楽の三入さん、映像の矢島くんが来てくれました。技術魔法使いたちです。

いろいろあわせてみると一気に臨場感?増しますね!
ドタバータしつつも着実にシーンが構築されていく現場なのですー。

2009年11月14日土曜日

作曲家現る!!

きょうは劇中曲の作曲ならびに音響を担当してくれる三入(みにゅう)さんが稽古場に登場。
みにゅうクーロンニョンと自ら名乗る三入さん。


さっそく冒頭のクーロンニョンとクーロン二ィの歌を作ってきてくれました~。


これがすんばらしく素敵な曲。幕を開けるにふさわしいカッコいい曲で一同のテンションあがりまくり。


テンションあがって、曲に乗って押し入れから登場してみたりして。それはそれでアングラっぽくて面白かったです。


クーロンニョン達がどこから登場することになるか、それはまだ我々にもわかりません。本番当日、そこらへんも注目ポイントかもしれませんぜ。だんな。

2009年11月11日水曜日

今日の弁当・・・じゃなくて、今日の稽古。

今日は再び、人形指導の藤川さんがいらっしゃいました。
午前中みっちり見ていただき、具体的なアドヴァイスをたくさんいただく。
こちらは必死で無我夢中なんですが、
藤川さんのアドヴァイスでケムリ君が急に人間っぽく見えた、とカンノ氏。

具体的な、一つひとつ、なんだなあ。


一息ついて、ランチ。
本郷三丁目の弁当の相場は400円らしいです。
今日はみんなで400円の中華弁当。ご飯はチャーハンなのだ。いろんな意味で隙がない弁当。
いただいてまーす、のカンノ氏とヨシハシ氏でした。



(オオタマキコ)

2009年11月8日日曜日

タマなのに虎

どうもー。3度目登場の吉橋です。

盛り上がってまいりました。確実に稽古が盛り上がっております。

楽しい楽しい。

しかも、調子に乗った上滑りの盛り上がりじゃなく、地に足の着いた、ぐっ!ぐっ!と力強い盛り上がりなのです。

具体的にここに書けないのがもどかしい!

いろんなリズムと音色が聞こえてくる、素敵な幕開けになりそうな予感。

2009年11月7日土曜日

歓迎★スタッフご一行様☆


今日こそはブログ独り立ちするぞっ!!


書き出しで決意を新たにするうえのです。


これ以上かんのさんの負担を多くするわけにゃあいかないぜ。べらぼうめ。


今日は人形製作をしてくださっている塩川さん、照明の千田さん、美術の森くんが稽古場にいらっしゃいました。

ヨウコソ!この見た目旅館ライクな稽古場へ。


少し人形シーンを観ていただき、スタッフミーティングが行われました。

そして我々もここぞとばかりに塩川さんに人形遣いのご相談。

色々とアドバイスありがとうございます。がんばります!




そしてスタッフさんをお見送りした後も稽古続行。
人形たちも段々といきいきとした動きを見せるようになってきたのでは!?


あ、お帰りの際に千田さんに『ブログがんばって』と言われました。よもやチェックされているとは。

これから私、現代っ子へ進化を遂げる予定ですのでどうぞよろしくです。

2009年11月5日木曜日

魔法使いあらわる


稽古が始まって一週間。
今日は、人形操作の指導をしてくださるひとみ座の藤川さんがいらっしゃいました。
当然ながら、藤川さんの魔法に一同うっとり。まだ私たちが引き出せていない人形の表情がたくさんありました。
どの子も可愛くて、みんな好きになっちゃいそう
冒頭シーンをお見せし、細かく具体的なアドバイスをいただく。

私たち普段は、人間の役者(?)をやっているので、人形との二人三脚(というか二人一役)がどういうものなのか、つかむのに悪戦苦闘中。
人形を通した目線、呼吸、声。
うーん。道のりは遠い。でもすこし霧が晴れて先が見えた気がする。
写真は、少しずつ進化していく「虎のタマ(仮)」氏。
支えているのは私の手ですが、タマの魅力を引き出せていない写真になっちゃった・・・
(仮)でありながら、かなりキュートでちょいワルでファンキーなやつなのです。ほんとうは。
太田麻希子

2009年11月2日月曜日

えっさ!ほいさ!

ブログの担当が一巡して、再び担当が回ってきた吉橋です。

一巡するの早っ!

ってことは人形遣いが少ないからなのですね。なにせ3人ですもの。

人形遣いは3人ですが、登場する人形は3人ではありません。もっとたくさんいます。つまり1人で何体もの人形を操るわけですな。こういうことができるのも人形劇ならでは。

逆に1つの人形を2人とか3人で操ったりもできるわけで。

今日ためしに3人で一体の人形を操ったときなんざ、まるで人形浄瑠璃をやってるみたいで、いい気分でしたぜ。

日々、人形遣いたちは進化している。そして、それに比例して人形達の表情もどんどん豊かになっていく。

2009年11月1日日曜日

ニイハオ☆








どうも、ブログ初心者のうえのです。クーロンニョンです。






持ち回りとは、自分の番がやってくるということなのですね。
ハウトゥ投稿を教わりつつがんばってます…!
さて、今日は映像作家の矢島さんが稽古場に来てくださいました。はじめまして。
その場で作った画を実験的に映してみたりしたのですが。
…すごいっす。
みんなテンションそーとーあがりましたよ!
こりゃあ皆様見ごたえアリです。12月が楽しみですね。
というわけで、帰りにちょっとした親睦会をして今日はお開きとなりました。
写真は矢島氏の差し入れ飲料に嬉々とする人形たち。

2009年10月30日金曜日

エイエイオー!

こんばんは。クーロンニョンの太田です。
「クーロンニョン」と「クーロンニィ」というのは、
黒衣の人のこと、らしいです。 つまり人形遣いってこと
ところが、人形劇だってえのに、人形を遣うのは初めてなんです。三人とも。
ということで、今日も人形のみなさんとの親睦を深めるべくいろんなことをして遊びました。

虎のタマ(仮)(昨日のブログ参照)が途中で、
「やってらんないわよ、もう。アタシはいそがしーんだからね」と、相手をしてくれなくなったので、
われわれ人形遣い三人は、ケムリ君とドロシー(昨日のブログ参照)と綱引きに興じました。

綱引き。それは大変奥の深い遊びであります。

はまった・・・


写真は稽古帰りのケムリ氏。
散々綱引きをしたのでお疲れのようでしたが、初めてみる東京のメトロに興奮を隠せない様子。
「地下鉄ってどうやってつくるのかなあ」とおっしゃってました。

3週間を切りました

いつのまにやら、本番3週間前を過ぎていました。

クーロンニョンとクーロンニィはだいぶ人形遣いらしくなってきました。

人形も揃ってきました。最初のシーンの町工場の機械も揃ってきました。

あとはもう、ひたすら一ミリずつ進むのみです。

いろんな面白さを探る日々はまだまだ続くのです。

(吉橋)

2009年10月29日木曜日

さぁ冒険の始まりだ

稽古初日。みなさんはじめまして。

今回の人形遣いたちです。

写真右がケムリ君を持つ太田麻希子さん(黒テント)
写真中央、ドロシーを持つ上野智子さん
写真左がワタクシ、虎のタマ(仮)を持つ吉橋航也(東京乾電池)

そして3人の視線の先には珍妙な動きで出演者の嫉妬と羨望をあつめる、作者で演出もする菅野直子さん。

どんな人形劇になっていくのか、あーでもないこーでもないと探っていく楽しい日々が始まりました。

このブログには、人形遣いたちが持ち回りで稽古の日々を書いていきます。こちらのほうも乞うご期待!!